最近、自分のニオイが気になったり、
衣服も脇の下が黄ばんでいたりすると、
もしかしてワキガかも?と心配になりますよね。
ワキガ体質かどうかを調べるには、
次のセルフチェックを参考にしてみてください。
◆ワキガのセルフチェック方法
・両親のどちらかがワキガである
ワキガは遺伝があると言われています。
両親のどちらかや、祖父母などにワキガの人がいると
遺伝してワキガになりやすいと言われています。
しかも優性遺伝すると言われていますので、
両親のどちらかがワキガであると、
50%の確率で子どもに遺伝します。
遺伝してもワキガのニオイは思春期ごろまでは出ません。
性ホルモンが発達してくるようになると、
ワキガ臭が出てくる可能性が高まるでしょう。
・わき毛は多いほうだ
ワキガの原因となるアポクリン腺は、
毛穴と同じところにあります。
ということは、毛深いとそれだけアポクリン腺も多くなり、
ワキガの原因となリやすいです。
特に女性は、毛が多いだけでなく、
1本の毛穴から2本生えていたり、
毛が太めな人にワキガ体質が多いようです。
一方男性は、細くやわらかい毛のわき毛の人に
ワキガ体質が多い傾向があります。
・洋服の脇の下が黄ばむ
汗腺にはアポクリン腺とエクリン腺とがありますが、
アポクリン腺は黄色いシミの原因となる、鉄分や
ポフスチンという色素を含んでいます。
ワキガの元になるものアポクリン腺のため、
衣服が黄ばみやすい人は、アポクリン腺からの汗が多い
ということでもあります。
普通の汗ジミでも洗濯を繰り返すと、
制汗剤なども影響して自然に出来てしまいます。
ですがワキガの原因となる黄色いシミは、
黄色の色も濃く、ワキの範囲にくっきりできることが多いです。
・耳あかが湿っているほうだ
耳あかは乾燥している人と湿っている人がいますが、
湿っているほうがワキガ体質に近いです。
耳の中にはアポクリン腺という汗腺がありますが、
これはワキガの原因となる汗腺でもあります。
アポクリン腺が多い=ワキガになリやすい体質
と言えるでしょう。
ちなみに日本人より体臭が強いと言われる欧米人では、
耳あかが湿っている人が半数以上と言われています。
逆に、日本人では耳あかが湿っているのは20%くらい。
アポクリン腺が少ないほうが、体臭も少なくなりやすい
ということですね。
・わき毛に白い粉がつく
わき毛についた白い粉は、汗腺のアポクリン腺からの
分泌物が結晶化したものの可能性が高いです。
白く粉をふくほど分泌物が多いということは、
ワキガ体質の可能性も高いでしょう。
◆ワキガ体質に当てはまる人へ
セルフチェックで該当する項目が多くても、
絶対にワキガ体質というわけではありません。
ワキガ体質の人に多い傾向を集めていますが、
症状が出るかどうかはその人によります。
もし、遺伝があったり体質的に可能性が高いなら、
食生活や生活習慣を整えることで予防しましょう。