暑くて汗をたくさんかいた日や、
逆に寒い日に着込んでムレた日など、
わきがのニオイが気になったりしませんか?
最近は男性も、体臭を気にする人が増えましたよね。
柔軟剤のCMでも、除菌だ消臭だと叫んでいるので
ニオっていなくても気になってしまいますよね。
特にスポーツする男性は汗を大量にかくこともあって
わきがのニオイが強くなりやすいです。
かといって、スポーツしたり汗をかかない男性でも
わきがのニオイが強い人もいます。
では、わきがの原因は一体何なのでしょうか?
◆わきがの原因とは?
わきがの大きな原因は体質によるところが大きいです。
・汗腺が多い
ニオイの原因となる汗腺の一種である
「アポクリン腺」が多いとわきがになりやすいと言われています。
アポクリン腺の数は3歳までに決まるとも言われているので、
成人以降に急にわきがになる人は少ないです。
ただ、思春期などの第二次成長期にアポクリン腺が活発になるので、
思春期ごろになるとわきがの臭いが気になり始めるでしょう。
・両親のどちらかがわきがである
わきがには遺伝も関係しています。
両親や祖父母にわきがの人がいると、
わきがになりやすくなるとも言われています。
わきがは優性遺伝(遺伝しやすい)なので、
両親のどちらかがわきが体質であると、
子どもにもその体質が受け継がれやすいです。
・体毛が濃い
体毛が濃い人はわきがになりやすいと言われています。
というのも、ニオイの元であるアポクリン腺は
毛が多いとアポクリン腺も多くなりやすいからです。
少しでも回避するには、脇毛を剃ったりして、
毛を少なくするのが効果的です。
アポクリン腺自体は減らせませんが、
毛によるムレからくるニオイはかなり抑えられます。
・洋服が黄ばむ
また、洋服の脇の部分が黄ばんでしまいやすい人も
わきが体質の傾向があります。
洋服が黄色くなるのは、アポクリン腺から出る汗が
黄ばむ原因になっていることが多いのです。
黄ばみやすいと感じているならば、
わきがになりやすいタイプかもしれません。
◆食生活や生活習慣にも原因あり
遺伝や生まれつきの体質以外にも、
食生活や生活習慣によってもわきがを強めることがあります。
肉や乳製品、油脂などを過剰に摂取していると、
アポクリン腺を刺激して、体臭が強くなります。
欧米人が日本人より体臭が強いのも、
食生活の違いによる部分が大きいです。
また、たばこや飲酒が多すぎたり、
過労やストレスが多い生活をしていても、
体臭が強くなる傾向があります。
少しでも健康的な生活を目指すことが、
わきが予防につながりますよ。
◆わきがのニオイは自分でも気づきやすい。
自分がわきが体質だったらどうしよう…と
不安に思っているかもしれませんね。
わきがの人の多くは、自分で自分のニオイが
気になっている人が多いです。
自分でニオイが気になる人もいれば、
全く気にならない人もいるのが不思議なところ。
逆に全く気づかない人も13%ほどいるのです。
多くの人には自覚症状があるので、
ニオイが気にならないようならば、
おおむね、わきがではないでしょう。